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2020-05-14 (Thu) 18:53

呂布の軍中に書籍数百巻!

『魏志』袁渙伝 裴注
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袁氏世紀曰:布之破也,陳羣父子時亦在布之軍,見太祖皆拜。渙獨高揖不為禮,太祖甚嚴憚之。時太祖又給眾官車各數乘,使取布軍中物,唯其所欲。眾人皆重載,唯渙取書數百卷。資糧而已,眾人聞之,大慚。渙謂所親曰:「脫我以行陳,令軍發足以為行糧而已,不以此為我有。由是厲名也,大悔恨之。」太祖益以此重焉。
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筑摩Ⅰp324

太祖は敗れた呂布の軍中からめいめいに好きなものを取らせたが、袁渙だけは書籍数百巻を取っただけだったという。

一武将がこれだけの書籍を持っていたということは、当時から様々に写本が行われていたことを表しているのだろう。南遷した東晋の後を継ぐ劉宋の裴松之があれだけの典籍を注引に用いることができたのも写本ながら一定の書籍の流布があったことを裏付けているのかも知れない。
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最終更新日 : 2020-05-14

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